【体操】全日本Vの橋本大輝に水鳥強化本部長「スペシャリストが集まったような総合力」

鉄棒の演技を終えてガッツポーズをする橋本(代表撮影)

体操の東京五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権(群馬・高崎アリーナ)は18日、男子決勝が行われ、予選7位だった橋本大輝(19=順大)が合計173・365点をマークし、逆転で初優勝を飾った。また、予選トップの北園丈琉(18=徳洲会)は最年少優勝がかかっていたが、鉄棒で落下して負傷。170・197点で6位に終わった。

水鳥寿思強化本部長(40)は「すごくよかった部分、非常に心配になる部分といろんなことがあった」と大会を総括。決勝では橋本が跳馬、平行棒、鉄棒、床で15点台を出したことで「スペシャリストが集まったような総合力を持っている。海外の状況は分からないところも多いが、おそらく世界最高レベルの仕上がりまで来たなと。短期間での成長にただただ驚いている」と称賛した。

一方、予選で存在感を見せた北園はヒジを痛めたとみられる。靱帯損傷や脱臼の可能性もあり、水鳥強化部長は「日本にとってすごく重要な選手。しっかり戻って来てもらいたい」と語った。

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