カーショウ!ベッツ! ダルビッシュは快投実らず初黒星

【ドジャース2-0パドレス】@ペトコ・パーク

今季最も注目されているドジャース対パドレスの今季第2戦。クレイトン・カーショウとダルビッシュ有が投げ合った一戦は期待通りの投手戦となった。両投手とも序盤から圧巻のピッチングを展開し、ダルビッシュが唯一制球を乱した5回表にドジャースはカーショウが押し出し四球を選んで1点を先制。カーショウは6回裏一死1・3塁のピンチを併殺で切り抜け、9回表には好調ジャスティン・ターナーに貴重な追加点となる5号ソロが飛び出した。9回裏、パドレスは一打同点のチャンスを作ったが、ムーキー・ベッツのスーパーキャッチで試合終了。ドジャースが2対0で接戦を制し、ダルビッシュは今季初黒星を喫した。

ダルビッシュはドジャース打線を全く寄せ付けず、5回表二死までパーフェクト投球を展開。ザック・マキンストリーに死球を与えたところからおかしくなり、ルーク・レイリーの安打、オースティン・バーンズの四球で二死満塁とピンチを広げ、カーショウに粘られた末に痛恨の四球を与え、ドジャースに先制を許した。しかし、その後は打者7人を完璧に抑え、7回98球を投げて被安打1、奪三振9、与四球2、失点1という見事なピッチングだった。

一方、ダルビッシュから貴重な1点をもぎ取ったカーショウは、走者を出しながらも5回まで二塁を踏ませない安定感抜群のピッチング。6回裏に先頭の四球から一死1・3塁のピンチを招いたが、ウィル・マイヤーズを二塁への併殺打に仕留め、6回98球、被安打2、奪三振8、与四球2、失点0という内容でマウンドを降りた。

そして、試合を締めくくったのは中堅ベッツのスーパープレー。パドレスは9回裏に粘りを見せ、二死2・3塁と一打同点のチャンスを作った。ここでトミー・ファムが放った打球はセンター右へのヒット性の当たりとなったが、ベッツが見事なダイビングキャッチ。スタットキャストが算出する捕球可能性は10%と、文字通り「ギリギリ」のスーパープレーでファムの同点タイムリーを阻止し、チームを勝利に導いた。

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