レイズがヤンキースに3連勝 筒香がコールから決勝打放つ

【レイズ4-2ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

レイズは2対2の同点で迎えた7回表一死1塁の場面で筒香嘉智がヤンキース先発のゲリット・コールから右中間へのタイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。9回表にはジョーイ・ウェンドルにダメ押しの3号ソロが飛び出し、4対2でヤンキースを破った。敵地ヤンキー・スタジアムでの3連戦をスイープしたレイズは、今季の成績が8勝8敗となり、勝率5割に復帰。一方のヤンキースはまさかの3連敗で借金が5(5勝10敗)に膨らんだ。

打撃不振に苦しんでいた筒香にようやくチームを勝利に導く一打が飛び出した。第1打席は89.8マイル(約144.5キロ)のチェンジアップを打ってライトライナー、第2打席は97マイル(約156.1キロ)の速球を打ってレフトフライに倒れていたが、7回表一死1塁の場面で回ってきた第3打席で体勢を崩されながらも低めの88.8マイル(約142.9キロ)のチェンジアップを上手くバットに乗せ、右中間を破る勝ち越しのタイムリー二塁打。この一打が決勝点となり、チームは敵地でのヤンキース3連戦をスイープした。

9回表の第4打席は変則右腕のダレン・オデイの前に空振り三振に倒れ、「7番・DH」でスタメン出場したこの日は4打数1安打1打点。今季の打率は.163、OPSは.427となった。昨季からの課題である速球を克服できたわけではないものの、チームを勝利に導くタイムリーを打てたことで多少は精神的に楽になったはず。ここから上昇気流に乗っていくことを期待したい。

なお、この試合限りでの現役引退を表明していたヤンキースのジェイ・ブルースに出場機会はなかった。

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