県高校春季選手権は18日、各地で6競技が行われ、剣道は島原が2018年以来の男女Vを飾った。
福田監督は「今までやってきたことを確認できたが、ちょっと消極的だった。もっと強気で技を出さないと」と課題も口にしたが、男女とも選手層の厚さを示した優勝だった。
男子は2年生の先鋒長崎が勢いをつけた。181センチの長身を生かして、遠い間合いから面を打ち込み続けた。「手元の位置など課題だった部分を最大限意識して臨むことができた」。準優勝した3月の全国高校選抜大会はメンバー外だったが、今大会は最優秀選手に選ばれる活躍を見せた。
女子も先鋒永井、次鋒福園の2年生が原動力となった。その一方で大将を務めた主将の生出は、いま一歩納得がいかない様子。「(前半で)リードしてくれた分、守りに入ってしまった。目の前の相手に死に物狂いで臨むことを忘れずに、夏は日本一を狙う」と先を見据えていた。