上越市長選立候補表明 後藤氏が会見 独自の経済施策 直江津―佐渡に橋

 任期満了に伴う今年10月予定の上越市長選挙に無所属での立候補を表明している佐渡市の行政書士、後藤浩昌氏(60)は23日、同市役所上越記者クラブで会見した。直江津と佐渡島に橋を架けるという公約の概要、期待できる効果などを訴えた。

今秋の市長選へ出馬会見する後藤氏(上越市役所内上越記者クラブで)

 橋には自動車道と鉄道を整備し、鉄道は「東京と直通の新幹線を敷く」考え。併せて「橋の脇に居住地をつくり、新しいまちとする」という。人と貨物の移動を促す他、橋を漁場として活用。水揚げした魚介類を都内の卸売市場に直接搬入することで「漁業を大きな産業に育成していく」と意気込む。

 後藤氏は「極めて規模の大きな工事になり、従業者が日本中から集まる。家族、子どもも転入し、新しく子どももたくさん産まれる。人口減少問題、少子化問題、景気高騰、経済拡大の大きな効果が得られる」とした。

 選挙活動は「コロナ対策を最優先する」と強調。ポスターを作成して告示日に掲出する予定だが、市内での具体的な活動は現時点で考えていないという。

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