上越市長選 中川氏、事務所開き 2度目の挑戦へ決意

 上越市長選(10月24日告示、31日投開票)への出馬を表明している元市議の中川幹太氏(45)は18日、同市西本町1で後援会・選対本部の事務所開所式を行った。後援会関係者や来賓ら約30人と共に2度目の挑戦に向けた意気込みを重ねた。

 新型コロナウイルス感染防止のため出席者の人数を限定し神事などを実施した。中川氏は冒頭、糸魚川市や十日町市の市長選、市議選が重なる中での参集に感謝。「安心して任せられる事務所、それを支える皆さんがいるからこそ、私が自分の思い通りの政治活動ができる」と頭を下げた。

 豪雪やコロナの対応の考えを示し、「万が一が起こるということを前提に災害対策、感染症対策を打っていかなければいけない」とし、全国の若い首長の動きを挙げ、「迅速な対応は若さが一番の売り。素早く、分かりやすく」と強調した。

開所式で後援会関係者や来賓を前に、市長選への決意を述べる中川氏

 県議の秋山三枝子後援会長・選対本部長は「きょう、事務所を構え、ここから本格的に6カ月後に向けての活動のスタート。皆さまのお力添えが何よりも中川市政誕生の力になる」と協力を呼び掛けた。

 来賓の立憲民主党新潟県第6区総支部長の梅谷守氏、市議の鈴木めぐみ氏、高山優子氏(代理)らが励ましの言葉を述べた。

 終了後、中川氏は報道陣の取材に対し、活動はあいさつ回りやつじ立ち、街宣を中心に行っていくとし、夏ごろに公約を示す考え。現職の村山秀幸市長が不出馬を表明した点については「村山さんを応援していた人たちは候補者を出してくると考えているので、自分は今までやってきたことを続けていく」と話した。

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