【スターダム】岩谷に悲壮感 正規軍消滅危機に“奥の手”解禁

巻き返しを狙う岩谷は思慮をめぐらせている

女子プロレス「スターダム」のアイコン・岩谷麻優(28)が正規軍消滅危機に陥っている。自ら率いるユニット「STARS」は2018年4月のユニット再編ドラフトで誕生し、以降は正規軍から名前を改めた。ところが今春から勃発した刀羅ナツコ(30)率いる極悪軍団「大江戸隊」との抗争で苦戦が続き「正直、今は危機感しかありません」と肩を落とす。

横浜大会(4日)ではイリミネーションマッチに敗れ、メンバーだったゴキゲンです☆が強制的に大江戸隊に移籍となった。5月29日の東京・大田区総合体育館大会でも同様に、負けたユニットのメンバーが移籍する「全面戦争」が予定されている。

岩谷は「まだ形式は分からないけど『次は岩谷麻優かスターライト・キッドを狙う』と言われている。そうなったらメンバーの人数的にも解散せざるを得ない状況になってしまう」とした上で「正規軍がなくなるなんて前代未聞ですよ。それだけは回避しないと」と
悲壮感を漂わせた。

大田区決戦前には春の祭典「シンデレラ・トーナメント」2回戦が30日の東京・後楽園ホール大会で行われ、大江戸隊の吏南(14)と激突する。「本来なら全然勝てる相手ですけど、セコンドの介入が…」と渋い表情を浮かべつつ「STARSには『セコンドが試合権利のある選手に対して絶対に手を出すな』という指令を出しているんです。でももう、これを解禁しないといけないかも」と決意を固めた。追い込まれたアイコンは、祭典をきっかけに逆襲をスタートできるか。

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