元同僚対決は有原に軍配 6回途中無失点の好投で2勝目

【レンジャーズ6-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

大谷翔平(エンゼルス)と有原航平(レンジャーズ)の元同僚対決に注目が集まった一戦は、大谷と2度対戦してノーヒットに抑え、6回途中無失点の好投を見せた有原に軍配が上がった。有原は併殺打を2本打たせるなど、6回裏二死まで最少打者数(17人)で抑える安定感抜群のピッチング。そこから1・2塁のピンチを招き、大谷の第3打席を迎えたところで降板となったが、今季2勝目(1敗、防御率2.21)をマークした。

大谷と有原の最初の対戦は1回裏無死1塁の場面。大谷の打球はファースト正面の強いゴロとなり、3-6-3とボールが渡って今季2本目の併殺打となった(チャレンジでも一塁アウトの判定は覆らず)。2度目の対戦はエンゼルスが1点ビハインドで迎えた4回裏一死走者なしの場面。チェンジアップを捉えた大谷はスタンドインを確信したようなそぶりを見せたが、スタンドインしそうな大飛球をセンターのアドリス・ガルシア(元巨人)が好捕。有原は2打席連続で大谷を打ち取った。

「2番・DH」でスタメン出場した大谷は、6回裏二死1・2塁のチャンスでレンジャーズ2番手のブレット・マーティンの前に空振り三振。8回裏の先頭打者として迎えた第4打席もレンジャーズ4番手のジョエリー・ロドリゲス(元中日)の前に空振り三振に倒れ、この日は4打数ノーヒットに終わった(打率.309、OPS.999)。試合はレンジャーズが6回表に一挙5得点のビッグイニングを作り、6対4で勝利。マイク・トラウトを2打席連続三振に仕留めた有原は前回登板に続いて2連勝となった。

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