コロナ禍で新たなビジネスモデルを仕掛けたLDH

芸能事務所・LDHに所属するGENERATIONSの片寄涼太、関口メンディー、THE RAMPAGEの川村壱馬らが18日、都内で行われた次世代総合エンターテインメントプロジェクト「BATTLE OF TOKYO」記者発表会に出席したことを、各スポーツ紙などが報じた。

各紙によると、2019年にスタートした同プロジェクトが、約2年の準備期間を経た今年、本格始動。架空の未来都市「超東京」を舞台に、2グループを含む「Jr.EXILE」世代4チームのメンバー総勢38名がアバターとなり、リアルとバーチャルを横断・融合した世界でバトルを繰り広げていくという。

片寄は「外から視聴者としてもすごくワクワク楽しめるようなプロジェクトになるかなと思っています」とアピール。すでにアニメ化が決定しており、関口をアバター化したキャラクターの声を、人気声優の木村昴が担当するというのだ。

「今後、ほかにもコンテンツビジネスなどを展開しそうだが、ネットやゲーム世代がターゲットとしてど真ん中の企画だろう。今後、どこまでプロジェクトが広がりを見せるのかが大いに注目される」(芸能記者)

LDHに所属する各グループはコロナ禍になる以前は、ライブイベントが収益の中心となっていた。

しかし、コロナ禍において、思うようにライブの開催ができず、配信ライブが中心。まだまだコロナ禍が続きそうなこのタイミングで新プロジェクトの始動となった。

「もちろん、バーチャルでライブイベントを行うことも可能。以前は映画『HiGH&LOW』シリーズを世に送り出してブームを巻き起こしたLDHだけに、メディアミックスでブームを巻き起こすべく戦略を立てているのでは」(音楽業界関係者)

会見に出席した、同プロジェクトを統括するLDH WORLDのチーフ・クリエーティブ・オフィサーでEXILEのHIROは、「世界に向けて発信していきたいので、グローバルマーケットに挑戦していきたいなと思っています」と意気込み。かなり大規模なプロジェクトになりそうだ。

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