【21日】長崎県内5市1町 15人新型コロナ感染 対馬はフェーズ3に

21日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況 (20日午後7時現在)

 長崎県と長崎、佐世保両市は21日、新たに5市1町で計15人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。クラスター(感染者集団)関連では、諫早市の横尾病院で職員1人、同市の福祉施設(施設名非公表)で入居者1人、長崎市の飲食店「ブラックリスト」で関係者1人の陽性が判明。感染者数は、横尾病院が計23人、福祉施設が計9人、同店が計8人となった。
 対馬市は2人。30代女性は2週間以内に県外移動歴があり、その濃厚接触者の30代男性団体職員も陽性が確認された。県は対馬医療圏の専用病床確保のフェーズを「1」から「3」に引き上げ、4床から12床に拡充するよう対象医療機関に要請した。
 長崎市は新たに6人。クラスター関連以外では、30代と80代の各1人が市内感染者の接触者。初発事例は20代女性、30代男性2人の計3人で県外移動歴はなかった。
 佐世保市では40代男性会社員2人が感染。いずれも感染経路を調査している。大村市の20代男性国家公務員は県外出張歴があった。北松佐々町の無職女性は県内陽性者の濃厚接触者。
 県内で確認された15人のほか、東彼川棚町の40代男性会社員は出張先の県外で検査し、陽性が判明した。


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