長崎県ねんりんピック延期　生きがい作品展も延期や中止を検討　コロナ禍

　コロナ禍を受けて長崎県は21日、シニアの祭典「県ねんりんピック」のうち、4～5月に各地で予定していたスポーツ（18種目）と文化（3種目）の交流大会を延期すると発表した。6月3～6日に長崎市の県美術館で開催予定の生きがい作品展も感染状況次第で延期や中止もあるとしている。
　健康促進などを目的に毎年開いており、この成績を参考に秋の全国健康福祉祭（ねんりんピック）への出場者を決める。昨年は中止され、岐阜県で予定していたねんりんピックも今年10月30日～11月2日へ1年延期となった。
　県長寿社会課によると、今年の県ねんりんピックはスポーツと文化の交流大会に60歳以上を目安とした計約4千人が参加予定。今後、種目ごとに秋以降の実施可否や全国への派遣方法などを検討する。