「バチェラー・ジャパン」の坂東工、「レンアイ漫画家」で疑似恋愛ミッションの標的に

坂東工が、フジテレビ系連続ドラマ「レンアイ漫画家」(木曜午後10:00)の4月29日放送・第4話にゲスト出演することが分かった。

原作は、講談社モーニングKCで2010~12年に連載されていた山崎紗也夏氏による同名コミック。漫画一筋で恋愛が超苦手な少女漫画家・刈部清一郎(鈴木亮平)と、“ダメ男ホイホイ”と呼ばれる崖っぷち女子・久遠あいこ(吉岡里帆)が繰り広げるラブストーリーだ。顔出しNGの天才漫画家・刈部まりあこと清一郎は、大ヒット恋愛漫画「銀河天使」の設定を令和の日本に移したものの、引きこもり故に令和のリアルな恋愛が描けず、困窮。偶然出会ったあいこに、報酬を払うから漫画のネタのために疑似恋愛をして取材してほしいと依頼する。あいこはエリートサラリーマンや、年下教師との交流を清一郎に報告することとなるが、次々と常軌を逸した恋愛ミッションを繰り出す清一郎と、事あるごとにぶつかり合う。

本作で、リアリティーショー「バチェラー・ジャパン」(Amazonプライム・ビデオ)の司会や俳優業で知られる坂東が演じるのは、年収2000万円、帰国子女、IT企業に勤める超ハイスペックで社会的地位の高い独身貴族・八代貴之。清一郎が思いついた次なる疑似恋愛ミッション“格差恋愛”のターゲットになる人物で、あいこはこの社会的に地位のある独身貴族を射止めるために、あざとかわいい女子に扮(ふん)することになる。清一郎のムチャぶり恋愛ミッションに四苦八苦してきたあいこは、八代とうまく恋を発展させることができるのか。

同局の連ドラ初出演の坂東は「縁がないのかなぁなんて思っていたので、今回のオファーはうれしかったです。半面、久しぶりの“悪そうな男”の役なので、どうしようかなと。僕自身が某番組のようなデートをするとは思いませんでしたが、面白そうなので参加させていただきました」とすっかり楽しんだよう。さらに、作品の印象については「一見すると、こんなことってあるのかな?と思いがちですが、実はネタとしては日常にゴロゴロ転がっていることなんじゃないかなと、自分の実体験と照らし合わせながら楽しく読ませていただきました。いるよな…と」と語る。

鈴木や吉岡との共演には「とても気さくな方たちで、すぐに打ち解けさせていただき、シーンの合間には世界遺産の話で盛り上がってました。吉岡さんのうるうるした瞳に終始うっとりして、鈴木さんの力強さにヒリヒリしながらでしたが、楽しい時間をありがとうございました」と感謝。

演じた八代に関しては「手に入る(ように感じる)前は相手の言っていることや振る舞いを受け入れているように。手に入った後は聞こえてくる言葉は自分が欲しいことだけ。所有と承認の欲しいキャラクターだと思ったので、自分が正しいと思うことに盲目になるように演じました(笑)。結局のところ相手は誰でも一緒、自分の世界の住人なのでしょう。怖いことではありますが」と分析しつつ、「これから恋愛する方も、されている方も“そんなばかな!?”と思う人が案外たくさんいます。その一例だと思って楽しんで、そして少しだけ自分の周りを見回しながら見ていただければと思います」とメッセージを寄せている。

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