「地方を元気にするワーケーションフォーラム」が16日、妙高市役所で開かれた。基調講演やパネルディスカッションが行われ、一般参加者はオンラインで聞いた。
ワーケーションは旅先で仕事をするもので、妙高ではコロナ禍の前から、官民が連携して受け入れに取り組んでいる。仕事に集中でき、気付きや癒やしも得られる環境や、自然を生かした豊富なアクティビティがあるとして、ワーケーションの適地とされる。
フォーラムでは、総務省の箕浦龍一氏がリモート参加で基調講演。「働く場所を選べる時代」とし、ワーケーションの受け入れについて「ビジネスにつながる価値を持続的に提供できるかが鍵になる」と述べた。
その後のディスカッションは、箕浦氏と妙高のリゾート施設関係者、ワーケーションコーディネーター、市職員の5人がパネラーとなって行った。研修でワーケーションを取り入れてもらうためとして企業に働き掛けることの必要性や北陸新幹線の敦賀延伸、大阪万博を視野に入れた取り組みの必要性などを語り合った。