坂本九ちゃんで九九覚えて 生誕80年でJ1川崎が地元小学校に下敷き贈る

下敷きを贈ったレアンドロダミアン選手と市立柿生小の児童ら=川崎市麻生区

 サッカーJ1川崎フロンターレは、川崎市内の全市立小学校2年生に、掛け算の九九が楽しく覚えられる下敷き「坂本九の九九シート」を贈呈した。同市川崎区出身の歌手・坂本九さんの生誕80年を記念して作製。児童たちは、地元ゆかりの“人気者のWプレゼント”に笑顔を見せた。

 同チームは2009年度から「川崎フロンターレ算数ドリル」を作製。毎年市内の公立小6年生全員に無償配布している。今年は坂本さんの生誕80年を迎えたことから「九九シート」も追加で作ったという。

 22日には、坂本さんの「九」に合わせて背番号9のレアンドロダミアン選手が、練習グラウンド近くの柿生小(同市麻生区)を訪問。代表の児童に「九九シート」を手渡した。ダミアン選手は「将来に向け勉強を頑張って」と呼び掛け、受け取った女児(7)は「選手と会うのは緊張した。もらえてうれしい」と話していた。

© 株式会社神奈川新聞社