ESL騒動はオイルマネーのせい?ラ・リーガ会長がマンCやPSGを非難「国有クラブは規制されるべき」

 ラ・リーガのハビエル・テバス会長は、マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンのような国有のクラブは規制を受けるべきと語った。

参加クラブ続々撤退で事実上崩壊のESL…ペレス会長は落胆隠せず「説明不足でがっかりしている」

 レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が初代チェアマンとなって創設された欧州スーパーリーグは、サポーターや政治から猛反発を受け参入に合意していたクラブが続々撤退。PSGは参加を拒否していたが、マンCも声明で離脱を表明した。ESL創設は収入面の確保が大きな要因と言われる中、テバス会長は参入したクラブはマンCやPSGのような国有チームの資金力に及ばない事が動機となったのではないかと推測した。「マンCやPSGのような国有クラブは、何らかの規制を受ける必要がある。今のところ、彼らはとんでもない事はしていないが、これからが見ものだ」。

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 またテバス会長はESL参入に合意したスペインのクラブを罰するつもりはないとし、このプロジェクトは事実上消滅したと主張した。「イギリスとドイツのクラブがいなければ、スーパーリーグは現実的に考えて死んでいる。20年間スーパーリーグを作ると脅してきたが、ついにそれが現実となり、そして48時間で消滅した。財政はペレスが言うほど極端なものではない。分配の問題なんだ。選手が6台も7台もフェラーリを持てるように、収入を増やす必要はないんだ」。

ラ・リーガ会長が国有クラブを批判 Photo  Wang He

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