Rマドリードの欧州CL追放はなし 欧州SL騒動の報復を回避?

フロレンティーノ・ペレス会長(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードが欧州チャンピオンズリーグ(CL)からの追放を回避したと、スペイン紙「マルカ」が23日に報じた。

欧州サッカー連盟(UEFA)は18日に発表された欧州スーパーリーグ(ESL)創設に合意した欧州12のクラブに対し、制裁を示唆。特に今季のCL準決勝を前に、勝ち上がったRマドリード、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティー、チェルシーの大会からの追放を検討していた。

ただ、ESLについてはサッカー界はもちろん、世間の猛反発もあって参加を決めた12クラブ中10クラブが早々に離脱を表明。残るはRマドリードとスペイン1部バルセロナだけとなり、その動向が注目されていたが「マルカ」紙はUEFA執行委員会は23日の会議で「レアル・マドリードをチャンピオンズリーグから追放しない」とし、予定通りにCL準決勝第1戦(27日=日本時間28日)でチェルシーと対戦すると伝えた。

その上で同紙は「UEFAがレアル・マドリードに対して懲戒処分を行うかどうかはまだ分からない」とし、サッカー界を大混乱させたことに対する制裁が科される可能性はあるという。特にRマドリードのフロレンティーノ・ペレス会長(74)はESLを主導してきた中心人物だけに今後の動向が注目される。

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