未来への審判~糸魚川市長選・市議選〈4〉 ダブル選挙 市民関心の高さ反映 投票率、前回を上回る

 今回のダブル選挙の投票率は、市長選が74・12%(前回比2・08ポイント増)、市議選が74・11%(同2・09ポイント増)で、いずれも前回を上回った。市長選の地域別投票率は、糸魚川73・19%、能生78・21%、青海72・94%だった。

 市選挙管理委員会の渡辺忍書記長は「市長選、市議選共に高い投票率になった。(投票日は)悪天候だったにもかかわらず大勢が投票し、市民の関心の高さをうかがわせた」と総括した。当日の有権者数は、3万5414人(男性1万7174人、女性1万8240人)。

 期日前投票は、市長選、市議選共に9075人(男性4142人、女性4933人)。当日の有権者数に対する投票率は25・62%(前回比6・35ポイント増)だった。年代別では、60代の投票率が最も多く30・98%、次いで70代(30・41%)、50代(28・65%)、40代(28・05%)、30代(24・73%)、20代(16・94%)、80代以上(16・44%)、10代(11・11%)の順。

 市選管は市内57カ所投票所、期日前投票所3カ所と市民総合体育館の開票所で新型コロナウイルス感染症対策を講じ、有権者らに協力を呼び掛けた。

投票用紙を机上に広げて市長選・市議選の開票作業が一斉に始まった(18日午後9時、糸魚川市民総合体育館)

 市議選開票で、午後11時、同11時30分の開票率・投票数が同数で発表され、一部で苦言があった。渡辺書記長は「票差が小さく、慎重に作業、確認した」と陳謝、「反省点は次回の選挙で生かしたい」と話した。おわり

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