楽天・石井一久監督(47)が、24日の西武戦で6回1失点の好投でNPB通算100勝をマークした田中将大投手(32)の修正力を評価した。
試合後、指揮官はチームの連敗を止めた2ー1の勝利について「最近はロースコアゲームで逃げ切るといのがウチのベストプランなので、その通りにできたし、田中投手もしっかり最少失点に抑えてくれたと思う」と会見を切り出した。
右腕の投球については「出だしは探りさぐりの感じでスタートしているなという印象。どうやってゲームを作っていくのかという中で球種を多く使ったり、打者に的を絞らせないテンポのいいアウトの取り方をしてくれたと思う。球数(68球)にも表れていると思いますが、すごく攻撃にリズムを持ってくるいい投球だった」と総括した。
その上で、指揮官は前回登板からの修正力について「アジャストをするというか、ちゃんと次の登板までに仕上げてくるあたりはさすがだなと思う。何かが欠けた日でも、しっかりゲームを作れるというところが、ここまで多くの勝利を挙げてきた投手なんだなと思う」と最敬礼した。
今後のさらなる良化についても「彼の場合は登板を重ねればいいんじゃないですか。1か月実戦から離れていて、いきなり公式戦に入るのもすごいと思いますが、2試合でここまで仕上げてくるのもさすがだと思う。ゲーム数を踏めばしっかり完全体になるんじゃないかと思う」と、プロフェッショナルとして厚い信頼を寄せていた。