陸上長距離・川原(松浦高)強化支援選手に 松園尚己記念財団

認定証やシューズ、ウエアを受け取る川原(左)=松浦高

 公益財団法人松園尚己記念財団(長崎市、松園和子理事長)は「ジュニアアスリート強化事業支援選手」に、陸上長距離の川原琉人(松浦高陸上部1年)を認定した。松浦市の同校で22日、認定式が行われた。
 同事業は県内の有望な高校生に強化費を助成している。これまで陸上競技で全国トップクラスの実績を残した林田洋翔(瓊浦高-三菱重工)、廣中璃梨佳(長崎商高-日本郵政グループ)、池田成諒(島原高-筑波大)が選ばれており、川原は4人目の認定となった。
 川原は五島市立三井楽中3年だった前年度、男子3000メートルで昨季の中学日本一となる8分20秒42をマーク。松浦高進学後も4月17、18日の佐世保市春季記録会で、1500メートル3分56秒74、5000メートル14分39秒59と好タイムを出すなど、将来性が期待されている。
 認定式には同校の小野下和宏校長、陸上部の澤田洋監督も同席。同財団の松下貴成常務理事が認定証とシューズ、ウエアを手渡した。続いて、松園理事長がオンラインで「父も三井楽の出身。大変うれしく思っている。これからも元気に頑張ってください」とエールを送り、川原が「いろんな人に支えられている分、今まで以上に練習を頑張って記録、順位を出せるように頑張っていきたい」と決意を述べた。

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