エンゼルス16失点大敗 大谷は6号ソロ&初の左翼守備

【エンゼルス2-16アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

エンゼルスは登板した5投手が全員失点し、アストロズ打線に11本の長打を含む18安打を浴びて2対16で大敗。打線はアルバート・プーホルスの4号ソロと大谷翔平の6号ソロによる2点のみに終わり、4連敗で借金1となった。アストロズはスタメン9人中8人がマルチ安打と打線が爆発。先発のジェイク・オドリッジがわずか5球で負傷降板したあと、8回2/3を5安打2失点に抑えたケント・エマニュエル(メジャー初登板)の快投も見事だった。

開幕10試合で7勝3敗の好スタートを切ったエンゼルスだったが、その後の9試合で2勝7敗。早くも今季初の借金生活に突入してしまった。先発のグリフィン・キャニングが3回途中6安打6失点でKOされ、リリーフ陣も失点を重ねるのみ。最後は6回裏から左翼の守備に就いていたアンソニー・ベンブーム(控え捕手)がマウンドに上がり、3点を追加されて16失点は今季ワーストを更新した。

大谷は「2番・DH」でスタメン出場し、ファーストゴロ、6号ソロ、ショートゴロ、ファーストゴロ(記録は野選と一塁ユリ・グリエルのエラー)で4打数1安打1打点。今季の打率は.292、OPSは.982となった。なお、8回裏にベンブームが登板した際、DH制が解除され、大谷は左翼の守備に就いた。大谷がメジャーで投手以外の守備位置に就くのは今回が初めて。エンゼルスのベンチには左肘死球の影響で欠場中のマイク・トラウトしか野手が残っていなかったため、ジョー・マドン監督は「緊急的措置」として大谷を左翼の守備に就かせることになった。

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