巨人・原監督がベンチを飛び出し〝大ジェスチャー〟も…リクエストは成功せず チームも敗戦

ベンチで腕組みする原監督(中)

巨人の原辰徳監督(62)が25日の広島戦(東京ドーム)で試合終盤〝渾身〟のリクエストを要求した。

場面は8回。打者一巡の猛攻で一挙6点を奪い、なおも二死三塁のチャンスで松原が打席に立った。塹江の5球目を叩き付けるようにして打ち返すと、打球は宙高くバウンド。小園が捕球して一塁へ送球すると松原も快足を飛ばし、一塁へ気迫のヘッドスライディングを敢行した。

塁審が「アウト」の判定をすると、松原は身振り手振りをまじえながら「セーフ」を力強くアピール。すぐさま原監督もベンチを飛び出し、大きなジェスチャーとともにリクエストを球審に求めた。

ビデオ判定中もベンチの中で腕を組みながら右往左往。結果を待ったが、残念ながら結果は覆らなかった。

結局、チームは9回に守護神・中川が代打・中村奨に長打を浴びると菊池の犠飛で勝ち越しを許し、そのまま8―9で敗戦。手痛い連敗を喫した。

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