男子テニスのナダルがRマドリードにストライカー補強を注文

Rマドリードのファンとして知られるナダル

男子テニスの世界ランキング2位ラファエル・ナダル(34=スペイン)がスペイン1部レアル・マドリードに注文を付けたと同国メディア「デフェンサセントラル」が報じている。

25日(日本時間26日)にバルセロナ・オープンで優勝したナダルはRマドリードの大ファンとして知られている。同メディアによると、Rマドリードが24日(同25日)にベティスと0―0で引き分けたことについて「また2ポイントを失った? 災害、災害だ。リーグは終わった」と語ったという。

現在Rマドリードはスペイン1部リーグで首位アトレチコ・マドリードに勝ち点2差の71でリーグ2位に付けているものの、同勝ち点で並ぶ3位バルセロナが1試合消化が少ないこともあり、逆転優勝に向けて不安がささやかれている。しかも直近の公式戦5試合中3試合で無得点と決定力不足は深刻な状態だ。

そうした状況もあってナダルは「チャンピオン、チャンピオンだけだ」とし、怒ったような表情を見せながら「得点が必要だ。ストライカーを買って。そしより多くの得点を…」とし、来季に向けてFW獲得を熱望したと報じている。

RマドリードにとってFW補強は欠かせないが、サッカー界を揺るがした欧州スーパーリーグ(ESL)を主導したことで欧州サッカー連盟(UEFA)は制裁を検討。来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)からの締め出しを示唆している。それだけにESL問題を解消しないことには、来季に向けたチーム強化も進められない。

果たしてRマドリードはナダルの希望をかなえられるだろうか。

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