大空泳ぐこいのぼり やすらぎ荘に100匹

 板倉区久々野のゑしんの里やすらぎ荘で23日、春の恒例となっているこいのぼりが揚げられた。5月末までを予定している。

 こいのぼりは地元有志による「やすらぎみどりグループ」が毎年揚げている。市民から使わなくなったこいのぼりの寄付を呼び掛けて実施しており、今年は寄付されたものや、地域活動支援事業を活用して購入した10セットを加えた約100匹が春の風を受けて泳いでいる。

黒倉山をバックに、青空になびくこいのぼり。5月末まで掲揚される

 同施設のもう一つの春の名物、シバザクラは建物西側の川沿いから咲き始めており、ゴールデンウイークに満開になる見込み。昨年夏に川沿いにこいのぼり用の鉄柱を新たに建て、今春からは入浴しながらこいのぼりを見ることもできるようにした。

 グループ代表の清水正さん(73)は「ゆっくりと湯に漬かりながら、こいのぼりを楽しんでほしい」と話している。

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