ピルロ監督の続投条件は来季CL出場権 ユベントスCFOが明言

アンドレア・ピルロ監督(ロイター)

イタリア1部ユベントスのアンドレア・ピルロ監督(41)の続投は来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権次第となった。

リーグ10連覇が絶望的となったユベントスは首位インテルと勝ち点13差で、3位ACミランと同じ勝ち点66の4位に低迷する。連覇が途切れた上、今季のCLではベスト16となる決勝トーナメント1回戦で敗退するなど、かねてピルロ監督の解任が各メディアで報じられていた。

そんな中、スペイン紙「ムンドデポルティボ」によると、ユベントスのチーフ・フットボール・オフィサー(CFO)のファビオ・パラティッチ氏は「CL出場権を取った場合、彼は続投します」と明言したという。

イタリアのCL出場権はリーグ4位以内。5位ナポリとは勝ち点3差と微妙な状況にあるが、パラティッチCFOは「私たちは自分たちがしていることに自信を持っており、CLに出場する資格があれば、ピルロが監督を続けるだろう」とのコメントを伝えている。

その一方、サッカー界を騒がせている欧州スーパーリーグ(ESL)を主導したクラブとしてスペイン1部レアル・マドリードとともに、ユベントスの名前も挙がっており、今後、欧州サッカー連盟(UEFA)から制裁が科される可能性が指摘されている。

パラティッチCFOは「私たちはこの状況を非常に穏やかに生きています。私たちは透明性を持って行動したので、とても落ち着いています」と語ったという。

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