脳死男性の両肺移植 長崎大学病院

 長崎大学病院は26日、40代の男性患者に対し、東海地方の病院で脳死判定された30代男性の両肺を移植した、と発表した。
 同病院での脳死による肺の移植は、2010年の改正臓器移植法施行以降14例目。
 日本臓器移植ネットワークによると、男性は臓器提供の意思を書面で示しており、低酸素脳症により24日に脳死判定を受けた。
 同病院によると、男性患者は肺高血圧症のため、両肺の提供を受けた。移植手術は約14時間に及び26日午前8時すぎに終了。患者の容体は安定しているという。

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