山口市成人式  感染防止策とりながら5月4日に2部制で開催

▲2020年の様子

 1月11日(月・祝)の「成人の日」から約4カ月遅れて、5月4日(火・祝)に「山口市成人式」が山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。密集を避けるために、午前・午後各1回の式典を行う「2部制」の形がとられる。

 例年は1月に開催されているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月の大型連休での延期開催が2020年12月に決められた。続いて今年1月に実施日・場所・式典回数、2月に時間の詳細が決定。今月に入り、新たな感染症対策を追加するなどして、予定通り行われることが決まった。

 2021年に山口市内で成人するのは、2000(平成12)年4月2日から2001年4月1日に生まれ、山口市住民基本台帳に登録されている2087人(2021年2月1日時点)で、当日は約1100人の参加が見込まれている。

 感染予防対策を講じた上での開催で、新成人はマスクを着用し、式典当日までの 2 週間の状況を記入した健康チェックシートを提出。検温して会場に入り、間隔を空けて着席する。また、介助などが必要な場合を除いて、保護者らの入場はできない。さらに、例年実施されていた地域ごとの集合写真撮影や、開式前に行われるアトラクションも中止される。そして、「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」が出されている地域に住む参加者に対しては、オンライン配信での参加が強く呼びかけられている。

 午前11時からの第1部は湯田、吉敷、大歳、陶、鋳銭司、名田島、二島、嘉川、佐山、小郡、秋穂、阿知須の12地域で、午後3時からの第2部は大殿、白石、仁保、小鯖、大内、宮野、平川、徳地、阿東の9地域が対象だ。

 記念式典では、国歌静聴、渡辺純忠市長の式辞、来賓祝辞、祝電披露などに続いて、新成人を代表して第1部では渡邉かれんさん(山口市陶)、第2部では八嶋真司さん(山口市宮野)が「二十歳の誓い」を宣言する。

 山口市中心商店街の4店舗(山口井筒屋着物コーナー、ふじもと呉服店、エムラ着物館、近江屋)では当日、着付け直しの無料サービスも実施される。

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