バイエルン・ミュンヘンがナーゲルスマン監督の就任を発表 32億円でライプチヒから引き抜き

ナーゲルスマン監督(ロイター)

ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンが27日、今季限りでの退任を表明したハンス・フリック監督(56)の後任として、ライプチヒのユリアン・ナーゲルスマン監督(33)が来季から指揮を執ると発表した。2026年6月までの5年契約となった。

ナーゲルスマン監督は28歳で監督に就任したホッフェンハイムを欧州チャンピオンズリーグ(CL)に導き、ライプチヒを指揮した昨季は史上最年少のCL4強監督に躍進。若手ナンバーワン指揮官が、ついに来季から欧州王者のビッグクラブを率いることが決まった。

ナーゲルスマン監督の引き抜きを巡ってはライプチヒ側が3000万ユーロ(約39億円)という監督としては破格の違約金を設定。ドイツ各メディアによると、最終的に2500万ユーロ(約32億5000万円)で決着した模様で、監督として史上最高額の移籍金という歴史的な就任劇となった。

そんな欧州サッカーの歴史を塗り替えた指揮官は、MF本田圭佑(34=ネフチ・バクー)やDF長友佑都(34=マルセイユ)よりも1歳年下で、昨季現役引退した元日本代表の内田篤人氏(33)と同年代。欧州を席捲する若き名将の手腕に注目が集まりそうだ。

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