
長崎市大手1丁目の市立西浦上小前の浦上川で、色鮮やかなこいのぼりが春風に乗ってゆらゆらと泳いでいる。新型コロナウイルスの影響で例年の半分の50匹に減らし、2年ぶりに掲げた。5月9日まで。
同校へ入学する児童を迎える意味を込め、1989年から毎年欠かさず設置していたが、昨年は新型コロナの影響で中止。今年は地域の自治会と「西浦上スポーツクラブ」の役員らで3月末に掲げた。
同校によると昨年は「風物詩がなくて残念」という声も聞かれたという。同クラブの竹林忠士代表は「通行人が喜んでくれればうれしい」としつつ「来年こそは100匹掲げたい」と力を込めた。
こいのぼりは県内各地の人から譲り受けたもの。毎年約1割は雨風で傷み使えなくなるため、寄贈を呼び掛けている。問い合わせは竹林代表(電095.845.1976)。