被安打12&11失点の巨人投手陣に原監督「プロ的ではない」

大乱打戦の中、100号を放った岡本(中)を迎える原監督(右)

連日の投壊に、指揮官も頭を抱えた。巨人の原辰徳監督(62)が14―11で勝利した27日のヤクルト戦(神宮)後、被安打12と滅多打ちにされた投手陣に苦言を呈した。

被安打16の9失点で敗れた25日の広島戦(東京ドーム)に続き、この日も投手陣が乱調に終わった。先発・畠が3回途中6失点に終われば、2点リードの7回に登板した鍵谷は痛恨の2ランを浴びて一時同点。6点リードの最終回に登板した守護神・ビエイラも村上の2ランなどで計3失点と、自慢の投手陣が結果を残せなかった。

なんとか試合には勝利したものの、これには指揮官も「投手陣が反省するところと言うのは、やはりあるでしょう。なければこういう試合にはならんでしょう。あまりこういう試合というのはプロ的ではないような気がするね」と厳しい言葉で断罪した。

一方で、存在感を発揮した選手も…。この日昇格したばかりの野上が4回から登板すると、熟練の投球術で3回無失点と好投。原監督も「粘り強く放っていますよね。心技体というね、そういうものが、勝負師というのには大事なんだなというのがありますね」と、丁寧なピッチングを高く評価した。

勝ち試合の中でも、明暗が分かれたG投手陣。首位浮上のためにも、なんとか立て直して強靭なバックアップ体制を再度、構築したいところだ。

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