山尾志桜里氏 議員パス私的利用疑惑に「都内の移動にパスを利用しない」

次々に問題が噴出している山尾議員

元検察官で“政界のアニー”“ガソリーヌ”の異名を持つ山尾志桜里衆院議員(46=国民民主党)が28日、ツイッターを更新。議員パスの私的利用疑惑について、今後の対応策を示した。

山尾議員は「公私の別を大切にしている自分として、その区別が曖昧にみえる行動をとるのはよくないと深く反省しています。今後このようなことがないように十分に気をつけてまいります。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。

さらに「東京で暮らし東京で働く環境で、議員パスを通じた公私の曖昧をなくすためには、東京都内の移動にパスを利用しないこととするのが、今私にできる最善の対応と考えています。改めてお詫びするとともに、仕事を通じた信頼回復に努めていきます」と今後の対応策を明かした。

山尾議員は、国会議員の“特権”である特殊乗車券(議員パス)を私的に使用していた疑いが「週刊文春」で伝えられた。議員パスは国会と選挙区の移動および公務出張のために付与され、JR全線を無料で利用できる。かかる費用は年間10億円以上の税金でまかなわれている。

山尾議員は“パートナー”の倉持麟太郎弁護士(38)宅に足しげく通う際、議員パスを利用しているという。文春によると、山尾議員と倉持氏は4年前に“W不倫”し、双方の家庭は壊れた。倉持氏に離婚され、親権を取り上げられた元妻は昨年、自ら命を絶ったという。

子供の頃にミュージカル「アニー」の主役を務め、のちに東大法学部を卒業。検察官から政治家に転身した。民進党所属だった2016年、事務所経費として200万円超のガソリン代(地球5周分)を支出していた問題で、元秘書の不正利用を認めて謝罪し、ネット民から“ガソリーヌ”と呼ばれるようになった。

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