長崎県五島市出身のアニメーション美術監督、山本二三さんがふるさとの魅力的な風景を描いた「五島百景 五島列島展」が29日、同市武家屋敷2丁目の山本二三美術館などで始まった。6月13日まで。
五島市、同館など主催。「五島百景」は、山本さんが2010年から約10年かけて、福江島から宇久島まで五島列島の雄大な自然や教会、人々の営みなど100点を描いた。
同館では福江島の風景を中心に56点を展示。来館者が山本さんの温かいタッチに見入った。市内の教員、松尾あかねさん(26)は「木の葉や、林に差し込む光などが丁寧に描かれていて感動した。作品の場所に行ってみたい」と話した。
五島列島展は、同館や久賀島、椛島、奈留島、新上五島町、北松小値賀町、佐世保市宇久町の7島・11会場で分散して開催。それぞれ期間などが異なる。問い合わせは同館(電0959.76.3923)。
また、8月1日~9月5日、長崎市出島町の県美術館で「山本二三展 the BEST」(長崎新聞社など主催)を開催。五島百景100点を展示する。
自然、教会「五島百景 五島列島展」 山本二三美術館で56点
- Published
- 2021/04/30 00:00 (JST)
- Updated
- 2021/04/30 10:43 (JST)
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