元広島・ピレラ 新天地で“走攻守”に大活躍!「貢献度は計り知れない」

広島時代のピレラ

ところ変われば…ということか。昨年、1年間だけ広島でプレーしたホセ・ピレラ外野手(31)が新天地で脚光を浴びている。日本では99試合に出場し、打率2割6分6厘、11本塁打、34打点で昨年オフに退団した。

今年から韓国プロ野球のサムスンに移籍。28日の時点で打率は韓国リーグ7位の3割4分1厘。8本塁打は同2位、18打点も同9位タイという好成績で、4番も務めるなどチームの主軸を担っている。

ピレラの活躍で、近年は優勝から遠ざかっているサムスンは首位争いにも加わっている。韓国球界関係者も「活躍と貢献度は計り知れない。韓国が合うのかも」と舌を巻くほどだ。

打撃だけではない。前出関係者は「打つ方もそうなんだけど、やっぱり走れる外国人選手は他にいないから際立っているよ。今、阪神にいるロハスも走れるほうだったけど、ピレラの方が断然走れている」と証言する。

広島で左翼、三塁を守っていたピレラは韓国で主に外野手として起用され、守備も無難にこなしているという。もともと韓国プロ野球は“投低打高”の傾向が強いと言われており、外国人野手は強打に特化した選手を獲得することが多い。それだけに打って、守って、走れるという三拍子揃ったピレラの存在がキラリと光っているようだ。

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