コロナ猛威のインド 搭乗&入国拒否相次ぎ東京五輪予選出場が困難に

感染拡大が止まらないインド(ロイター)

新型コロナウイルスが猛威を振るうインドで、東京五輪出場を目指す選手らが苦境に陥っている。

1日の新規感染者数が38万人を超えたインド。東京五輪出場を目指す選手たちにも影響を及ぼしている。複数のインドメディアが報じたところによると、五輪出場権がかかる陸上の世界リレー(1、2日、ポーランド)出場を予定していた同国代表が、オランダがインドからの航空便乗り入れを禁じたため、アムステルダム行きの航空機に乗れず。別のルートも確保できず、不参加となった。また、レスリングの世界最終予選(5月6~9日、ブルガリア)に出場するフリースタイルチームも同様にアムステルダム行きに搭乗できず。現在、パリ経由便で渡航できるよう手配を進めている。

バドミントンでは、マレーシアが28日、インドからの渡航者の入国を禁じたため、残り2大会となった五輪出場レースの1つマレーシア・オープン(5月25~30日)の参加が厳しくなったという。「タイムズ オブ インディア」は「インド選手にとって、嬉しくない妨げのリストは日に日々長くなっている」と報じている。

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