シュワちゃん、エルトン・ジョンら酷評 コロナ禍のアカデミー賞「退屈すぎ!」

アーノルド・シュワルツェネッガー

先週末の米アカデミー賞発表・授賞式は過去最低の視聴率を大幅に更新するという不名誉な結果となったが、ハリウッドの大御所らにとっても見どころのない“映画の祭典”だったようだ。

アーノルド・シュワルツェネッガー(73)は今週、アカデミー賞授賞式を放送した米ABCの人気トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」にリモート出演。「退屈過ぎて最初の3分の1しか見ていない」と歯に衣着せぬ発言で司会のキンメルを笑わせた。

続けてシュワちゃんは「テレビを消したよ。あれだけ才能ある人たちがステージにいるのに退屈過ぎて見ていられなかったんだ。どうやればあれだけの才能をつまらなくできるのかな」と畳みかけた。

また、映画「ロケットマン」(2019年)の題材にもなったエルトン・ジョン(74)は、自身がホストを務める恒例のアカデミー賞ビューイングパーティーの放送で「今年はどこかのスターバックスでやってるような感じだね」とコメント。コロナ禍の影響による規模縮小を残念がった。

エルトンは「ボクらも会場に行ければもっと楽しかったのに。でもこれが精一杯なんだよね」と続けた。

米調査会社ニールセンによると、ゴールデンタイムの生中継にもかかわらず、同授賞式の平均視聴者数は昨年の約2360万人から58・3%減の約985万人だった。

また、コア層(18~49歳)の視聴率は1・9%で、これも過去最低を記録した昨年の5・3%から大きく落ち込んだ。

米FOXニュースはアカデミー賞授賞式の視聴率は近年下降傾向が続いてきたが、昨年からのコロナ禍が同番組を含め、映画業界全体に致命的な打撃を与えたと指摘した。

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