K―1出撃のKrush王者・壬生狼一輝 大仁田から邪道魂注入されトーナメントV宣言

大仁田(左)から邪道魂を注入された壬生狼

勝って邪道とお寿司を食べたいんじゃ!

23日の立ち技格闘技イベント「K―1」東京・大田区総合体育館大会での「K―1バンタム級日本最強決定トーナメント」に出場するKrushバンタム級王者・壬生狼一輝(みぶろ かずき=19)が、尊敬するボランティアレスラーの大仁田厚(63)から〝邪道魂〟を注入された。

新設されたばかりのバンタム級でK―1で約1年2か月ぶりに行われるワンデートナーナメントに出場する壬生狼は、1回戦で野田蒼と対戦。Krushでは、その実力のみならず大仁田を尊敬すると公言して、会見では時に邪道が乗り移ったような口調になってしまう奇人ぶりも注目を集めてきた。

そんな壬生狼が人生をかけた大一番と言えるトーナメントを前に訪れたのが、神奈川・鶴見青果市場。大仁田が出場した「爆破甲子園2021年春」の会場だ。豪快すぎる爆破戦を見届けてからあいさつすると、長崎出身の大仁田から周囲に「同じ九州出身で、将来有望な選手なんだよ」と紹介される。さらに「いずれ、武尊を倒すんだよな?」と言われると、壬生狼は緊張の面持ちで「はい、倒します」と即答した。さらに大仁田からは「トーナメントに勝ったら寿司をおごるよ」と〝ニンジン〟をぶら下げられた。

その後、気合をみなぎらせた壬生狼は「大仁田さんは、最初近くで見た時は映像で見た時よりデカくて…本当に偉大な方だと思いました。(電流爆破は)ハンパなかったです。必ず優勝して、大仁田さんと寿司を食べます!」と力を込めた。

立ち技界に誕生した若き邪道に期待だ。

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