巨人・原監督「少し休ませ、休ませ」コロナから復帰・丸起用に慎重姿勢

丸(左)を気遣う巨人・原監督

巨人の原辰徳監督(62)が新型コロナ陽性からの復帰後、調子の上がらない中軸・丸佳浩外野手(32)について慎重起用を示唆した。

広島戦(3日~、マツダ)に向けた移動日となった2日、原監督は「(ここ2戦は)丸のバッティングじゃない。コロナの影響はありますよ」とキッパリ。1日の中日戦(東京ドーム)3回の第2打席で2打席連続三振後、交代させた丸について言及した。

指揮官は「3日は右投手(森下)だから出そうかなと思ってるけど…」としながらも「(起用法は)少し休ませ、休ませ。(丸に)焦りもあるだろうし、2週間寝てるって大変なこと。聞いたら(病室の)窓も開けられなかったらしいよ」と万全となるまでは時々、休養日を作りながら起用していくという。

2年連続リーグVに貢献してきた主軸を休ませられるのも、〝代役たち〟が元気だからこそ。1日の中日戦では代わった若林が2打数2安打と活躍。外野手では丸らが離脱中にチームを支えた松原、重信らも控えている。

「(主力4選手が)いなくても立派に戦ったチームだから」と指揮官。長いシーズンを勝ち抜くには丸の復調は不可欠ながら、焦りは禁物とした。

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