「鬼滅の刃」が全米劇場売上ランキングでトップに 「モータルコンバット」を逆転

米国・ニュージャージー州の映画館(ロイター)

先月23日に北米で封切られた「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、米国内で公開された外国語映画のオープニング興行成績で歴代1位という快挙を達成したが、今度は全米劇場ランキングでトップに立ったことがほぼ確実となった。

米芸能誌「バラエティ」(電子版)などによると、「鬼滅の刃」は、同時に封切られた真田広之や浅野忠信らが出演するワーナー・ブラザースのアクション映画「モータルコンバット」に公開初週末、僅差で首位の座を譲ったものの、2週末目で逆転した。

速報値によると、先週末3日間の「鬼滅の刃」の北米での劇場売上は640万ドル(約7億円)を記録し、「モータルコンバット」の620万ドル(約6・7億円)をわずかに上回った。同誌は3日(日本時間4日)に売上の確定値が発表されるため、順位が変わる可能性もあるとしている。

現在、「鬼滅の刃」は北米1915館で上映されているのに対し、「モータルコンバット」のは3113館。両作品ともに公開から10日間で3410万ドル(約37・3億円)を売り上げている。

同誌は、これらの興行成績は「満足できるものではない」としながらも、コロナ禍により上映館の数や座席数が限られる中、「悪い結果ではない」としている。

ちなみに全米劇場ランキング3位は小栗旬も出演しているワーナーの「ゴジラVSコング」となっている。

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