中日・根尾が零封負け阻止のプロ初三塁打 与田監督「1日1試合1本でも自信になる」

中日・根尾

中日・根尾昂内野手(21)が、チームの完封負け阻止につながるプロ初となる三塁打を放ち、3年目の意地を見せた。

3日のDeNA戦(バンテリン)で「8番・左翼」で2試合ぶりに先発出場。第1、2打席は相手先発ピープルズの前にいずれも内野ゴロに倒れた。そんな中で0―2で迎えた8回の先頭だ。

3番手・山崎康のツーシームをフルスイングすると、打球は右翼線を襲った。ダイビングキャッチを試みた右翼手のオースティンが捕球できず、打球がフェンスまで転々とする間に一気に三塁まで到達。その後、一死から大島の二ゴロで生還した。

根尾は「しっかり食らいついていった結果だと思います。次も打てるように頑張ります」ときっぱり。与田監督は「いい形で、うまく低めの球をすくい上げた。まずは少しずつでも1日1試合1本でも、うまく(結果が出て)数字が残っていくと自信になる」と敗戦の中にも根尾の打棒に光明を見いだしていた。

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