ツインズ・前田 6回途中2安打無失点の好投で2勝目

【レンジャーズ5-6ツインズ】@ターゲット・フィールド

2試合連続3被弾、3試合連続白星なしで2連敗とツインズ移籍後で最も苦しい時期を過ごしていた前田健太がようやく本来の姿に近いピッチングを見せた。レンジャーズ打線を相手に6回途中まで94球を投げ、被安打2、奪三振8、与四球2、失点0の好投。2回表と3回表はいずれも二死2・3塁のピンチを三振で切り抜け、チームを勝利に導いて今季2勝目(2敗、防御率5.34)をマークした。ツインズは終盤にリリーフ陣が崩れ、1点差まで追い上げられたものの、なんとか6対5で逃げ切った。

初回を三者凡退に抑えた前田は2回表一死から四球とヒットで一死1・2塁のピンチ。ここでイサイアー・カイナーファレファをショートゴロに抑え、二死2・3塁となったあと、チャーリー・カルバーソンを空振り三振に仕留めた。3回表は二死から四球、ヒット、盗塁で2・3塁のピンチ。ここでは前の打席で三振に抑えたジョーイ・ギャロから2打席連続の三振を奪い、無失点で切り抜けた。その後はマウンドを降りるまで走者を出さず、6回表先頭のニック・ソラックをサードゴロに打ち取ったところでリリーフ陣にバトンタッチした。

前田が無失点ピッチングを続けるなか、ツインズはジョシュ・ドナルドソンのタイムリー二塁打などで3回までに2点を先制。前田降板後の6回裏にはアレックス・キリロフのタイムリー二塁打、ホルヘ・ポランコのタイムリー三塁打、マックス・ケプラーのタイムリーと3連打が飛び出してリードを5点に広げた。アドリス・ガルシアの6号2ラン、ギャロの3号2ランなどでレンジャーズに追い上げられたが、辛くも1点差で逃げ切り。前田には日本時間4月8日のタイガース戦(今季2先発目)以来およそ1ヶ月ぶりの2勝目が記録された。

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