【サッカー】W杯予選辞退の北朝鮮を韓国が説得へ

北朝鮮が韓国からの〝説得〟に応じるかは不透明

新型コロナ禍を理由にカタールW杯アジア予選の参加を辞退した北朝鮮に対し、韓国側が撤回するよう説得に乗り出す可能性が出てきた。

北朝鮮6月に韓国で開催予定のW杯アジア2次予選への不参加をアジアサッカー連盟(AFC)に通知したことが3日に判明。ボイコットの理由については、新型コロナ感染に対する懸念のためとされている。

東京五輪に続いて国際大会のボイコットを表明した北朝鮮だが、事態は急展開を見せている。

韓国メディア「ニュース1」などによると、韓国統一省の当局者は「北朝鮮の立場が最終的に確定されると我々にも通知が来るだろう。それまでは見守る」とする一方で「我々は国際スポーツ大会を契機に南北間の交流が行われれば良いという考えだ。だから北朝鮮とアジアサッカー連盟(AFC)による協議の過程で、我々が協力、支援できる部分があれば行いたい」と明言。AFCは北朝鮮に参加辞退の撤回を求めているが、韓国政府も説得に乗り出す方針が明らかになったのだ。

W杯アジア2次予選の残りの試合は韓国で集中開催されるため、韓国側は南北友好の絶好の機会とみている。そんなチャンスをみすみすふいにしないためにも、北朝鮮を翻意させようと韓国政府も必死のようだ。

韓国の説得に北朝鮮はどう応じるのか。ボイコット問題から目が離せなくなってきた。

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