2021年から2022年にかけて、自動車業界は2年に1度のフルモデルチェンジラッシュがやってくる! 残念ながらお披露目の場のはずだった東京モーターショー2021は正式に中止が発表されてしまったが、トヨタ 新型アクアや新型ヴォクシーなど、数々のビッグネームが登場する見込みだ。果たしてどのような姿となるのだろうか。期待大のニューモデル3台をピックアップし、最新情報をまとめてお伝えする。
モーターショーは中止になったけど…2021年は2年に1度の「新車の当たり年」になる!
2021年は、本来なら2年に1度開催される東京モーターショーがある年だった。各自動車メーカーはこの晴れの舞台に合わせ主力車種のフルモデルチェンジを当てたり、翌年発表の新型プロトタイプお披露目を行うのが通例となっていた。
ところが2021年4月22日(木)に主催する日本自動車工業会(自工会)が開催中止を発表。長引くコロナ禍の中でオンライン開催を併用したスタイルなども模索したようだが、リアルに体感出来るモーターショーにこだわりたい、と正式に中止を決定した。
華々しい発表の舞台を失ったとはいえ、新型車発表は予定通り行われる。今回は2021年から2022年にかけフルモデルチェンジやモデル追加が噂される3つの新型車についてご紹介しよう。
37.0km/Lを超えるか!?クラストップの低燃費が期待される「トヨタ 新型アクア」(2代目)
プリウスのノウハウを投入したコンパクトカーとして、2011年12月の発売開始以来、長きに渡って人気を維持し続ける小型ハイブリッドカートヨタ アクア」が、いよいよフルモデルチェンジを実施する見込みだ。
2020年2月にフルモデルチェンジしたコンパクトカー「トヨタ ヤリス」で採用されたTNGA・GA-Bプラットフォームを用いて、37.0km/Lを超えるクラストップの低燃費を目指すという。登場時期は2021年秋頃と予想されるが、ライバルの日産 新型ノート e-POWERが攻勢を強める中、前倒しの発表となる可能性もある。
「オーラ」に「NISMO」、さらにはSUV風モデルまで!?「日産 新型ノート」に続々追加される派生モデルに期待!
2020年12月23日に発売を開始した日産の新型コンパクトカー「ノート」。e-POWER(ハイブリッド)専用車になった3代目ノートは、価格帯の上昇に合わせ質感を向上させ、プレミアム度を増した。日産ではそんな新型ノートの路線変更を後押しすべく、さらなる派生モデルを追加していく。
2021年初夏にも追加される見込みの「ノートオーラ」は、新型ノートの上級グレードとして、内外装をグレードアップ。プリウスなど上位クラスからのダウンサイジングユーザーの取り込みを狙う。
さらに2022年にかけて、従来型でも好評だったスポーツモデル「ノートNISMO(ニスモ)」や、クロスオーバーSUVモデル「ノート C-GEAR(シーギア)」後継モデルなども続々と投入し、トヨタ 新型ヤリスなど強力なライバル各車に対抗していく模様だ。
兄弟車は統合か! ネーミングはどうなる!?「トヨタ 新型ヴォクシー/ノア」後継モデル
2014年1月の現行型デビューからすでに8年目へ突入するトヨタのミニバン「ヴォクシー」「ノア」。
2020年度販売ランキングで9位に位置するなど、相変わらず根強い人気を維持し続けているものの、最新ADAS(先進運転支援システム)に対応していないなど、ライバル車に対し古さが目立つようになっていた。
そんな中、2022年春頃にいよいよ待望のフルモデルチェンジが実施される見込みだ。
「エスクァイア」を含め、3兄弟がラインナップされるヴォクシー3兄弟だが、4チャンネルあったトヨタ販売店も統合され、2020年からは全店が全ラインナップを扱うようになった。
新型ヴォクシー/ノアの次期モデルは、統合されどのネーミングを名乗るのか。あるいはキャラの違う2台の兄弟車として登場する可能性も捨てきれない。
ファミリー層を中心に根強い支持を集める注目のモデルだけに、行方が気になるところだ。
[まとめ:MOTA(モータ)編集部]
※イラストは独自取材を基にしたイメージで、実際の新型車とは異なる場合があります。