田崎史郎氏 マラソンテスト大会開催に理解「決定権はIOCが持っているわけです」

東京五輪のテスト大会として開催された「札幌チャレンジハーフマラソン」(代表撮影)

政治ジャーナリストの田崎史郎氏(70)が5日、「報道1930」(BS TBS)に出演。東京五輪開催に突き進む菅義偉首相に理解を示した。

田崎氏は五輪開催に反対の声があることに「そういう声があるのを承知の上で、日本は開催する義務を負っているわけです。名乗りを上げて選ばれて準備してきてるわけです」と指摘し「まず義務を果たそう、決まったことをやっていこうという発想ですよ」と解説した。

またこの日、札幌で開催され、賛否の声が出たマラソンテスト大会について「決定権はIOCが持っているわけです。IOCが開催中止を決めたら別ですがそうでない限り、日本は着々と準備を進めようということで、今日もマラソンのテスト大会が行われたわけです」とコメント。

さらに政権が開催に〝執着〟しているようにも見えることには「安倍政権下で菅さんも一生懸命これを招致したんです。招致運動を水面下ですごくやって、やっと東京招致が決まった。その経緯を十分に知ってるから『何とかして開きたい』という気持ちの方が強いんだと思います」と解釈した。

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