アンソニー・ホプキンスが「ビッグコミック」表紙イラストで登場 ”素晴らしい皺”も描写

©︎金子ナンペイ/小学館

「ファーザー」で本年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したアンソニー・ホプキンスが、5月10日発売の「ビッグコミック」の表紙にイラストに登場する。

過去にはアーノルド・シュワルツェネッガー、ポール・マッカートニー、ローマ法王、ライアン・ゴズリングらが登場した「ビッグコミック」の表紙に、アンソニー・ホプキンスが登場する。イラストを手がけたのは、2011年より「ビッグコミック」の表紙のイラストを担当し、「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」「日本以外全部沈没」などの映画ビジュアルも手がける金子ナンペイ。両手をあわせて一点を見つめる、重厚感あふれるホプキンスの姿が描き出されている。

金子ナンペイは、「ホプキンスの顔にはこれまでのキャリアを物語る豊かな”俳優線”が刻まれていて、とても描き応えがありました。描けば描くほど人間味と生き様が滲み出る皺から感じたのは、ホプキンスのありのままの魅力です。この度は素晴らしい皺を描けて光栄でした」とコメントを寄せている。

「ファーザー」は、歳を重ねることによって誰もが経験する喪失と親子の愛を、記憶や時間が混迷していく父の視点で描いた作品。フランス演劇界最高位のモリエール賞で脚本賞を受賞した、フランス人の劇作家フロリアン・ゼレールの舞台を原作としている。原作舞台は、パリ、ロンドン、ニューヨークなど世界30カ国以上で上演され、日本でも2019年に橋爪功、若村麻由美によって上演された。映画化にあたっては、ゼレール自身が長編初監督作としてメガホンを取っている。本年度アカデミー賞で、アンソニー・ホプキンスが主演男優賞を受賞したほか、脚色賞を受賞した。

【作品情報】
ファーザー
2021年5月14日 TOHOシネマズ シャンテ他 全国ロードショー
配給:ショウゲート
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