ブルージェイズ・スプリンガー 4試合に出場しただけで再離脱

日本時間5月6日、ブルージェイズはジョージ・スプリンガーを右大腿四頭筋痛により10日間の故障者リストに登録したことを発表した。スプリンガーは同じ故障により4月の大部分を欠場。同4月29日に新天地デビューを飾り、今季3試合目の出場となった同5月3日のブレーブス戦では2本塁打を放つ活躍を見せたが、4試合に出場しただけで再び戦列を離れることになってしまった。MRI検査の結果、右大腿四頭筋の状態が悪化していることが確認された。

現在31歳のスプリンガーは7年間プレーしたアストロズからFAとなり、総額1億5000万ドルの6年契約でブルージェイズに加入。移籍1年目の今季は開幕から故障者リスト入りし、4月末にようやく新天地デビューを飾った。今季4試合目の出場となった日本時間5月4日のブレーブス戦で6回裏に代打を送られて途中交代。右大腿四頭筋の「疲労」を訴えたことが報じられ、翌日からの2試合を欠場していた。

ブルージェイズが「疲労」という表現を用いたように、チャーリー・モントーヨ監督は「痛み」という言葉を使用せず、「深刻なものではない。4週間とか6週間も離脱するようなことにはならないだろう」と軽症であることを強調。ただし、大腿四頭筋の故障は回復に時間がかかるケースもあり、戦列復帰時期の見込みは立っていない。最短の10日間で復帰できる可能性もあるが、予想以上に時間がかかる可能性もあるだろう。

チームに必要な「リードオフマン」と「正中堅手」としてのみならず、「チームリーダー」としての働きを期待され、6年1億5000万ドルという大型契約で加入したスプリンガー。移籍3試合目で2本塁打を放ち、いよいよ本領発揮かと思われたが、4試合に出場して15打数3安打、打率.200、2本塁打、3打点、1盗塁、OPS.894という成績を残して再び故障者リスト入りすることに。次はいつブルージェイズのラインナップに名を連ねることになるのだろうか。

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