【カーリング】北海道銀行が北京切符遠のく7敗目 スキップ・吉村紗也香「まだ4試合残っている」

北京五輪が遠のく北海道銀行(公社・日本カーリング協会提供)

ドロ沼から抜け出せない…。カーリング女子の世界選手権第6日(5日、カナダ・カルガリー)、日本代表の北海道銀行はドイツに6―7、韓国に8―9といずれも延長戦の末に敗れ、まさかの5連敗。通算成績は2勝7敗となった。

チームに新型コロナウイルスの感染者が出た影響から3人で戦うドイツとの一戦は、第7エンド(E)終了時点で5―2とリード。しかし、第8、9Eに2点ずつ奪われ、逆転されてしまう。対する日本も第10Eに1点を返し、延長戦に持ち込んだが、第12Eに決勝点を許した。

続く韓国との日韓戦は、第4―3で迎えた第6Eの4点を失い、劣勢を強いられる。それでも、第7Eに2点、第9、10Eに1点を取って、同点に追いつく。ところが、延長の第11Eに決勝点を喫し、またしても接戦を制することはできなかった。

試合後、スキップ・吉村紗也香(29)は「今日の2試合を振り返って、すごくいい形を作れたりとか、ピンチをしのいだ場面もあった」と話した上で「まだ4試合残っているので、しっかり自分たちの力を最後まで出し切って、明日に向けて準備したい」と気持ちを切り替えた。

今大会で6位以内に入れば、2022年北京五輪の国別出場枠を獲得できるが、現時点では極めて厳しい状況。残り試合で何とか一矢報いたいところだ。

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