リトル世界選手権は米国チームのみで開催 日本を含む外国勢は出場できず

2019年大会の日本代表

昨年は新型コロナウイルスの影響により中止となったリトルリーグ・ワールドシリーズ(LLWS)が、今年は米国チームのみで開催し、日本、カナダ、オーストラリアなど外国勢は出場できないことが分かった。

米ペンシルベニア州ウィリアムズポートにあるリトルリーグ本部によると、LLWSはパートナーシップを結んでいるMLBと同じく、ユタ州ソルトレークシティーに本拠を置くスペクトラム・ソリューションズ社と協力し、全ての選手とコーチに対し、新型コロナ検査を無料で提供し、結果の一貫性と結果を受け取るまでの時間短縮を図るという。

大会期間中の8月22日(日本時間23日)、当地では恒例となっているMLBリトルリーグ・クラシックが予定通り開催されることになっている。今年の対戦カードはインディアンス対エンゼルス。エンゼルス大谷翔平投手(26)は07年、水沢リトルリーグのエースとして全日本選手権大会に出場したが、1回戦敗退でLLWS出場がかなわなかった。

6日付(同7日)のニューヨーク・タイムズ紙のウェブサイトによると、米国内での新型コロナワクチンの完全接種率は32%で、プロスポーツにおける観客の収容率などの緩和も順調に進められている。だが、米国とカナダとの国境は依然として封鎖されており、現在、フロリダ州にあるキャンプ地を本拠地としているブルージェイズが実際の本拠地カナダのトロントで試合を開催できるめどは立っていない。

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