ウィーラー3安打完封 フィリーズが4連戦をスイープ

【ブリュワーズ0-2フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

3連勝中のフィリーズは先発のザック・ウィーラーがブリュワーズ打線をわずか3安打に封じる見事なピッチングを披露。メッツ時代の2014年以来となる自身2度目の完封勝利(完投も自身2度目)をマークし、チームをブリュワーズ4連戦のスイープに導いた。二塁打を1本打たれたものの、8回まで最少打者数の24人で抑える快投。9回表一死から連打を浴びたが、後続2人を抑え、118球の熱投で9イニングを1人で投げ抜いた。

ブランドン・ウッドラフ対ウィーラーという好投手同士の投げ合いとなったこの試合は6回まで両軍無得点の投手戦に。フィリーズは7回裏にアレック・ボームの4号ソロで待望の先制点を奪い、8回裏には2番手のアンヘル・ペルドモから二死1・2塁のチャンスを作ってリーズ・ホスキンスのタイムリー二塁打で貴重な追加点を手に入れた。9回表一死1・2塁のピンチでウィーラーがコルテン・ウォンをレフトフライに打ち取った直後、ジョー・ジラルディ監督がマウンドへ。ウィーラーと言葉を交わし、最後までマウンドを任せることを決めた。

ウィーラーは先発のマウンドに上がるとき「7イニング以上を投げることを目標にしている」という。「現実的に考えれば、すべての試合を完投するのは難しいからね」とウィーラー。「7~9イニングを投げてブルペンの消耗を防ぎ、ベストを尽くしてチームの勝利に貢献するのが僕の目標だよ」という言葉の通り、9回118球を投げて被安打3、奪三振8、与四球0、失点0の快投でチームを今季最長タイの4連勝へと導いた。

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