元ロッテ監督のバレンタイン氏が故郷の市長選に立候補表明

ボビー・バレンタイン氏

メジャーでメッツやレッドソックスなど4球団、日本ではロッテで監督を務めたボビー・バレンタイン氏(70)が7日(日本時間8日)に11月に行われる故郷コネチカット州スタンフォード市の市長選へ立候補すると自身のツイッターとユーチューブで表明した。今度は市政でマネジャーを目指す。

バレンタイン氏は自身のツイッターに「正式発表です! 次の市長になるため、私はあなた方のサポートを求めています」と投稿。ユーチューブでは「私の時間とエネルギーを捧げ、私の生涯にわたって多くを与えてくれた街に恩返しをしたいと思っています」と決意を表明した。

スタンフォード市はニューヨークのマンハッタンから北東に約60キロに位置し、人口は約13万人でニューヨークの衛星都市として発展している。バレンタイン氏は同市の出身で、高校時代は野球、フットボール、バスケットボールの選手として活躍した。

1968年のドラフトでドジャースに1巡目(全体5位)指名され、69年から79年までメジャー5球団で主に内野手としてプレーし、639試合に出場して通算打率2割6分、12本塁打、157点。監督としてはメジャー通算16年で1186勝1165敗で、2000年にメッツをワールドシリーズに導いた。同じニューヨークを本拠地とするヤンキースとの地下鉄シリーズは1勝4敗と敗れたが、地元は大熱狂した。日本ではロッテで95年と04~09年に指揮を執り、493勝450敗23分け。05年に日本一に輝いた。

スタンフォード市はレッドソックスのファンが多いといわれている。バレンタイン氏は12年の1年間だけレッドソックスを率い、69勝93敗で地区最下位に終わった。

AP通信など複数の米メディアによると同氏は無所属で出馬し、民主党候補2人、共和党候補と争う。野球ファンからどれだけ票を集められるかが、当落のカギかもしれない。

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