有原KOもレンジャーズ逆転勝利 最後は劇的な幕切れに

【マリナーズ8-9レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド

レンジャーズは先発の有原航平が4回途中6安打5失点でノックアウトされ、4回表が終了した時点で4点ビハインド。そこから6回裏終了時点で6対5と逆転に成功し、その後マリナーズに逆転を許したものの、再び逆転して9対8で勝利した。最後は9回表二死から同点のホームインを狙った走者を中堅アドリス・ガルシアの好返球で刺して試合終了という劇的な幕切れとなった。

右手中指の皮膚硬結(たこ)により日本時間5月1日の前回登板から中7日での先発となった有原は、1回表に連打と四球で無死満塁のピンチを招いて2失点。2回表は先頭のディラン・ムーアにバント安打で出塁を許し、続くエバン・ホワイトに2号2ランを浴びた。3回表は三者凡退に抑えたが、4回表はムーアとホワイトの連続二塁打で5失点目。二死後に四球を与えたところで降板した。4回途中74球、被安打6、奪三振3、与四球3、失点5という内容。3試合連続5失点以上で今季の防御率は6.59に悪化した。

しかし、レンジャーズもジョーイ・ギャロの2本塁打などで反撃し、6回裏にイサイアー・カイナーファレファの2点タイムリーで逆転に成功。1点ビハインドの8回裏にはマリナーズの捕手ルイス・トレンズがタッチを忘れる凡ミスもあり、一挙3点を奪って再び逆転した。9回表にクローザーのイアン・ケネディが二死1・3塁のピンチを招き、J・P・クロフォードの打球は遊撃、左翼、中堅の野手3人のあいだにポトリ。一塁走者のカイル・ルイスが一気に同点のホームを目指したが、ガルシアが好返球で刺し、9対8で試合終了となった。

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