WBA王者・京口紘人 高山下したソトとの統一戦に照準「つけ入る隙は2、3個あった」

WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人

WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27=ワタナベ)が10日、自身の音声配信サービス「NowVoice(ナウボイス)」で、統一戦実現への決意を語った。

8日(日本時間9日)に行われたWBO同級タイトルマッチ(テキサス州アーリントン)では、自身と同じ英大手プロモート会社「マッチルーム」と契約する王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)が、高山勝成(37=寝屋川石田)を9回TKOで下し、V3に成功した。

この王座戦について、京口は「イメージ以上に高山選手の機動力がソト選手に通じなかった。フィジカル差が出た」と振り返る一方で「限定されたコンビネーションが多かった。つけ入る隙は2、3個あった」と話し、ターゲットの一人と公言するソトの〝弱点〟も垣間見えたという。

試合後にプロモーターのエディ・ハーン氏(41)が「(京口とソトの)統一戦を組みたい。7月あたりに挙行できれば」と明言し、注目の統一戦実現の加速度が増してきた。

15戦全勝の2階級制覇王者は「近いうちに本格的に動きがあると思う。ソト選手と戦ったらという想定をして、トレーニングを(していく)。ボクシング始めたころには想像できなかったところに来ている。(試合が)決まればしっかり勝ちたい」と、目前に迫ってきたビッグマッチに照準を合わせた。

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